運命学の視点から「人間」を考える〜四柱推命と易の可能性〜

占いを超えたところにある東洋運命学の深さを実感したい占い師のブログ

五行の「水」にまつわるあれこれ

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五行の「水」は陰陽でいえば陰であり、
低きに流れていく「潤下の性」をもつといわれます。


「水」の特徴としては、やはり水はかたちを変えながら流れていくため「柔軟性」に富みどんな場所にも適応していく能力にも繋がります。

方位でいえば「北」

色でいえば「黒」

季節は「冬」


水は流れてこその水であるため、命式中で水が過剰にせき止められていたり火が多すぎて干上がってしまうと「水」らしさが発揮できなくなります。

通変でいえば「印」に対応しているのが五行の水行になるので、
水が特徴的に命式に出ている人のなかには、自由人で一箇所に留まっておらず旅人のような人もいます。

偏印は海外との関わりも深いので、バックパッカーのように気ままに海外を旅するなんて人も。


水は「知識」に関わりが深く、学ぶことにも関係があり習得能力は抜群。

四柱推命で水が良く出てこない時は、性格の暗さや陰湿さとして出てくることもあります。

水は万物のはじまりといわれ、木が育つために必要なもの。


水行は「壬」と「癸」の陽と陰に分かれます。


【壬】

イメージでいうと、大河や海などのダイナミックに流れる水です。

通変でいえば「偏印」に対応していて、斬新なアイデアや行動力はピカイチな人が多い気がします。

陽の水なので、やはりその行動や言動も「癸」に比べてダイナミックで大胆な傾向にはあります。

一見は柔和な雰囲気だけれど、策略と練ったりすることが得意な人もいます。


【癸】

イメージは「雨」

細やかで繊細、自分の世界観を持つちょっとつかみどころのない人が多い気が(皆ではありません)

通変でいえば印綬(正印)」に対応しています。

大器晩成型で歳を重ねるほど味が出てくる人が多いのは「癸」の大きな特徴です。

壬のようなダイナミックさはないけれど、緻密さがあり知的な雰囲気も。

日干癸の男性や俳優さんは、ミステリアスでなんだか魅力的な人が多いです(めっちゃ私見)



変化が激しく柔軟性が求められる現代では、きっと水の性質はとても生かせるものだろうと思います。