運命学の視点から「人間」を考える〜四柱推命と易の可能性〜

占いを超えたところにある東洋運命学の深さを実感したい占い師のブログ

相性ほど難しいものはない~四柱推命でみる男女の相性~

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私と彼(彼氏や旦那さま)の相性は良いでしょうか?


という質問は、四柱推命で鑑定するときにとてもよく聞かれる質問です。

彼との結婚を考えている、夫婦関係が上手くいかない、付き合い始めたばかりで相手のことがまだ分からない、など人それぞれ相性を知りたい理由があるわけですが、相性ほど複雑ではっきりと答えが出しづらいものはないのではないかと思います。


なぜか。


それは「相性が良い」というのが本人にとってどういった意味を持つかがあまりにも様々だから。


例えば・・・

①一緒にいると安心感を得て家庭が上手く関係

②一緒にいると社会的に発展していける関係


この二つは正反対であり、
①の視点で相性が良いとすれば②の視点からみると相性が悪いということになることもあるんです。

①と②の要素を両方満たすような相手というのはほとんどどいっていいほど存在しません。


結婚相手にするなら①の条件を満たす相手がいいと思う人が多いかもしれないけれど、それは絶対そうとも限らないですよね。

自分がどうありたいか、相手に何を求めるのか、二人でどんな未来を目指したいか、などを詳しくヒアリングした上で2人の相性をみるのであれば、四柱推命でみる相性はその人の人生に役に立つでしょう。


もうひとつ、四柱推命で相性をみるときに2人のご縁の深さという視点があります。

命式の干支同士の関係性をみて、生まれながらにとても深いご縁がある人というのはやはり存在します。これは男女関係だけでなく、家族や友人関係においてもよくあらわれるんですね。ご縁が深い人というのは、やはり自然に長いお付き合いになったり出会ってすぐに惹かれ合ったりということにはなりやすいです。

私自身のことでいえば、昔からの幼馴染や自分の子供はやっぱりご縁がとても深い関係にあります。


そして、何より重要なこと。

それは、相性はある程度、自分たちで創っていくものであるということ。


いわゆる相性が良さそうな相手でも、その関係に依存したり甘えばかりが生じるとその関係はすぐに壊れてしまいます。そして、相性がそこまで良さそうでないとしても、とことんその人に本気で向き合っていくことができれば悪い相手でもなくなっていくのですよね。

人生は自分で創造していくものですが、人との相性も実は自分自身の手で作り上げていくものです。

本当にこのことは、色んな人の人生を四柱推命を通してみている中で強く感じたことです。


人と人との関係は、いかようにも変わる。


自分次第で。


だったら「相性」ってなに??ってことになってきますよね(笑)


だから「相性は難しい」んです!